まどかマギガとキリスト教は罪と赦しの物語です。
人間の世界には「現象」と「魂」があります。
あ、魂と聞いてページを閉じようとしたあなた、
ちょっと待ってください(^^)。
非論理的な迷信じみた話をするわけではありません。
例えばリンゴには魂があります。
（あっ、いやページ閉じないで・・）
私たち人間はリンゴとは何であるか説明しようとすると
「リンゴは赤いです」「リンゴは丸いです」
「リンゴは甘いです」「リンゴは繊維質です」
という風に説明します。
でも、リンゴが白ければリンゴではないのでしょうか？
リンゴが四角ければリンゴではないのでしょうか？
リンゴが塩辛ければリンゴではないのでしょうか？
リンゴがタンパク質ならばリンゴではないのでしょうか？
関係ありませんよね。
白くても黒くても甘くても苦くても
リンゴはリンゴです。
なぜならリンゴにはリンゴの魂があるからです。
人間は魂を認識することが出来ません。
人間が認識するのは「現象」です。
リンゴは、甘い、赤い、丸いという
現象を発生させます。人間が認識できるのは
そのリンゴの現象であって魂は認識できません。
例えばリンゴの魂がミカンの魂と入れ替わっていたとしても
人間には甘い、赤い、丸いという現象しか観察できない
ので、これはリンゴであるとしか認識できない。
って、ナニ延々とリンゴの話をしてるんだよって
はなしですが・・・（ページを閉じないで(^^)）
人間の魂
さて、リンゴではなくて人間の話です。
人間にも魂と現象があります。
例えば、私がお金がないので欲しい物が買えなくて
悲しい気持ちになったとします。
これは「貧乏という現象」です。
ほしいものが買えないから悲しいのは当たり前です。
でも、私が貧乏という現象を内面化して
「私は惨めな貧乏人である」と考えるようになると
状況はまったく違ってきます。
欲しい物が買えなければ悲しいでしょう。
でもそれはお店から出てしまえば消滅してしまう現象です。
お店を出た後、道で可愛い子犬と出会えば
幸せな気持ちになるし、帰りに牛丼でも食べれば
満腹になって幸せでしょう。
けれど、貧乏という現象を内面化して
自分は惨めな貧乏人であると思ってしまうと
お店の外に出ても悲しい気持ちは消滅しません。
なぜって、どこに移動しても惨めな自分はいつも自分と
一緒なのだから。
惨めな貧乏人がお店を出て道を歩いていて
ペットの子犬に出会うと・・・・
「あの犬、血統書つきだな。一軒屋はペットが飼えるから
良いなあ。うちなんてボロアパートだから無理だよ」
とか考えて、子犬の可愛さに気づくことが出来ません。
帰りに牛丼を食べても・・・・
「ああ、オレは貧乏だから牛丼しか食べられない。
金持ちはレストランでランチしてるんだろうなあ・・・
まったく金持ちはムカつくぜ」
とか考えて、牛丼の美味しさに気づくことが出来ません。
不幸な現象を内面化して、いつどこにいても
不幸な気持ちになってしまう。
不幸な現象の内面化・・・これが「罪」です。
私たち人間はバカなので
思考が混乱して、混濁して、
魂と現象をごっちゃにしてしまっているのです。
そして
神道、葬式仏教、ヒンドゥー教、キリスト教流入以前の
ヨーロッパ土着宗教、道教、儒教・・これら
すべての原始的な宗教がこの混乱と混濁を
助長する要素があります。
たとえば、水子の霊という考え方があります。
中絶した女性が生まれてこなかった子供に恨まれて
祟りで不幸になるという考え方です。
中絶手術をした翌日に、交通事故にあったら
多くの人が、水子の霊に祟られたのだと思うでしょう。
交通事故は不幸な現象です。
でも、中絶しようがすまいが交通事故は
あうときにはあいます。確率論の問題です。
なのに偶然起こった交通事故という不幸な現象を
内面化して
「私は罪深い人間だ」
「生まれこなかった子のことを思うと
旅行に行っても、映画に行っても
自分なんかが楽しい気持ちになっていいのかと
思ってしまう」
という風に、魂と現象を混濁した考え方を
してしまうのが人間です・・・・
っていうか、その傾向を因習と混濁の原始宗教は
後押ししているのです。
この原始宗教の因習から
ロゴスの力で人類を解放したのが
キリスト教であり、その教えの本質は
アニメ、まどかマギガや引き寄せの法則とも
共通したものです。
っていうか、まどマギと引き寄せの法則が
キリスト教の影響を受けているんです。
って、長くなりすぎたので
続きは次の記事で(^^)。
